狂い鳴くのは僕の番;β 2巻
ためし読み
烏丸の代替として会社の上層部から枕営業を強要され、雀部は徐々に体も心も壊れてゆく。
抑制剤が効かない肉体に変化していく絶望。
「信じている」と告げた鵜藤を裏切っている失望。
鵜藤を想いながらも"Ωの苦しみから逃れたい"と苛まれる中、
彼を案じる取引先の社長であり恩人・白取と偶然再会し…。
一方、かつて烏丸を守れなかった後悔から"βにΩは救えない"と雀部に踏み込めない鵜藤。
その優しさは罪深いものだと、知っていたのなら――。