狂い鳴くのは僕の番;β 3巻
俊傑・楔ケリが描く凄艶のオメガバース
〈愛と生きたβとΩ〉最上級の愛の帰結――ここに堂々完結!
鵜藤の真意を違え、白取の元へ走った雀部。
彼の懇願を受け入れた白取はうなじへと口を寄せる。
雀部は“好きな人の傍にいるために”
鵜藤は“好きな人は幸せであって欲しい”
という想いの果て――決定的に断絶してしまった二人。
心では愛を求め、肉体は番を求める。
共に生きたいと願いながらも
αの番となった身体では抱き合うことも叶わない。
互いを想い、それでも上司と部下に戻った鵜藤と雀部。
そんな彼らを見つめる白取は、ある記憶をたどっていた…。
世界の理に抗ってでも、身体は拒絶したとしても。
何を引き換えにしても選びたい、恋に逢えたから。