百と卍 5巻
ともに生きてゆくと
遠い先の暮らしに思いを馳せた、
風冴ゆる季節。
かつての心友・綱(つな)には
未だ真実を告げられずにいる。
己の怯えた心と決別し、
もう百樹(ももき)を泣かせまいと誓った卍(まんじ)は
幼き日、息の詰まる思いをした
実家へと向かう。
凍てつくような視線の父・祭(まつり)と
在りし日に焦がれた叔父・祝(いわい)を前に
”万次(まんじ)”が語る、けじめとはーーー?
いつか叶える「夢」のために。
未来へ踏みだす第五巻!