僕らのミクロな終末 下巻
「世界が終わるまで、あと10日ーー。」
稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、
異色の終末 ✕ 恋愛ヒューマンドラマ!
奇跡的に生き返った(?)高校生・遊馬を
浜松に送り届けるため、東京を発った一行。
道中、人生勝ち組に見えていた律が
自殺を考えていたと知った真澄は、
しだいに律を放っておけなくなってゆく。
そしてある夜、真澄が大怪我を負って死にかけると
律は激しく取り乱し、らしくない言葉を告げた。
「…ずっとお前に会いたかった…
謝りたかった。もしやり直せたら 次はーー」
明日がないから伝えられる、
律の臆病な本心を聞いた真澄は…
はたして、世界は本当に終わってしまうのか?
もどかしくも愛おしい、
不器用たちの終末ラブストーリー、完結。