うそつきあくま 下
ラスト40ページ、ただただ祈るように。
余利計一は健気なほうだ。
先輩作家・宇郷悟が好きだったが、
セフレのような扱いに甘んじている。
突然、余利から自分たちの関係がセフレのようだと切り出され、
別れの言葉まで告げられた宇郷。
そのつもりはなかった宇郷は混乱し、
余利に連絡し倒してしまう。
しかし余利のほうも、別れてやると思ったものの、
宇郷の元から気持ちは離れられないでいた。
愛と卑屈のシーソーゲームはそう簡単には終わらない。
しかしそんな折、宇郷はとあるきっかけで
漫画の仕事が自力でまったくできなくなり
2人の関係は思ってもみない方向へ一変するーーーー。