わが美しきヴィクター
財閥の御曹司・ブラッドは、その地位ゆえ誰もが傅き媚び諂う日々に退屈していた。
ある日、友人に誘われ訪れた地下闘技場。
そこにいた野蛮な獣のような男に目をつけ、暇つぶしのゲームを思いつく。
男を買い取り、≪理想の人間≫に調教できるか賭けをしよう、と。
男同士のセックスも知らない彼に、ブラッドは自分好みの甘美な快楽を教え込んでいく。
ブラッドにとっては気まぐれな戯びでしかなかったが、地獄のような世界で生きていた男にとってブラッドの存在はあまりにも眩く、彼の魂を灼き貫いた――…。
運命を狂わす、閃光の主従BL。