鼻下長紳士回顧録 下巻
20世紀初頭のパリ。ヒモの恋人・レオンへ金を工面するうち、
娼館「メゾン・クローズ」で働くようになったコレット。
おかしなプレイをねだる変態紳士たち、恋人と自由を諦めない友人、
そして他の女へ入れあげ、2ヶ月も訪れて来ないレオン…。
そんな人々の渦巻く「欲望」をノートに綴りながら、コレットは気づいたのだった。
自分がレオンに抱く「本当の気持ち」にーーー。
連載開始から5年、
変態紳士の集う娼館を通して、「欲望」とは何か?を
問うてきた物語が、ついにグランドフィナーレ。