落果のα王
生粋のαの血を継ぐ王族でありながら、
番を作らず自由きままに生きるα皇子・ライ。
美しいものを好む彼は10年前、
王家を訪れた可憐な少年・榊 慶介を見初める。
慶介が大人になったらハレムに囲おうと
「必ず迎えにいく」と約束し、別れた二人。
時は流れ18歳になった慶介を迎えにいくと
可憐さは消え失せ、αの中でも特に強い雄のオーラを纏う青年に。
ショックを受けるライを目の前に、
突如αの発情を起こす慶介。
ライのうなじを噛み、告げる――「これで俺の番だ」。
α同士で番を結べないはずが、
ライの身体はなぜかΩのように乱れ…?