愛されたがりの処方箋
「体だけじゃなくて、誰かの代わりじゃなくて
心ごと 俺だけを見てくれよ―――」
ある日カフェで女の子にフラれた桔平は、
隣のテーブルで別れ話をしていた奏介に興味を持ち、ホテルに誘う。
「傷心者同士さ、イヤなこと忘れようよ」
地味で真面目そうな風貌と裏腹に、積極的に快楽を貪る奏介。
そんなギャップに夢中になった桔平は、彼の家に転がり込むことに。
セックスに溺れる日々の中で惹かれ合う2人だったが、
奏介には大きな秘密があって―――…?
愛は、人を変える。
体しか知らなかった2人が、本当の愛を知るまでの物語。