夜明けの唄 5巻
「黒海だと言われたら 俺は斬るしかできない…」
黒海に乗っ取られた領主の妻・ニナから 衝撃の出自を知らされたアルト。
エルヴァへの愛情に偽りはないと 自らに言い聞かせるものの、 真実を告げることは出来ずにいた。
ときを同じくして、 島で貴族を狙った襲撃事件が発生。
警護に呼び出されたエルヴァがそこで目にしたのは、 8年前に死んだはずの覡であり、兄のように慕っていた ミカイルの面影であったーー。
忌まわしき過去が突きつけられる、 怒りと追憶の第5巻