不可視の愛を知る
最近知り合った牧緒くんは、「記憶がない」らしい。
それ以外のことは、詳しくは知らない。
だけど、彼の傍ではなぜか深く眠ることができた。
僕の過去をありのまま受け止めて、いとも簡単に僕を救ってみせた。
「好きな人を 侑くんを幸せにしたいよ ――俺は」
そう告げてくれた彼と、一緒にいたいと思った。
――…たとえ、僕には同じ「好き」を返せないとしても。
牧緒くんは特別で、彼にとって安心できる居場所になりたい。
けれど牧緒くんは、忘れたはずの“ある記憶”に苦しみつづけていて――…?
暗闇のなか、“ふたりだけ”の関係性を探して求め合う
祈りと救いのボーイズラブ。
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