「なぜお前を選んだのか、毎晩抱かれるうちに分かるはずだ」身分違いの幼なじみ、結婚からはじまる恋。
孤独な蒼央と家族に愛され育った紫苑。両家に伝わる風習「結びの儀」によって、今日からふたりは夫婦となる。
――ちいさな頃は、身分が違う男同士でも結ばれると信じて、ずっと一緒にいようと誓った…。
それなのに、蒼央が若くして領主になった頃から、疎遠になっていたふたり。
偽りの儀式であっても、ときめくものを感じた紫苑だったが、ツンとした態度の蒼央に素直になれないまま迎えた夜。
「初夜まで含めて契りだろ」と囁く蒼央の気持ちも分からぬまま、その身体をひらかれて…!?
出版社:シュークリームPOP