彼に似ている部分さえあれば、それでいい。
それだけがユキが誘いにのる唯一の条件。
今日も声をかけてきた男に面影を重ね、粗雑な態度をとる。
そんなユキに対し男は怒りをあらわにする。
しかし、とある色男の仲裁のおかげで
難を逃れたユキは、今度は助けてくれた男へ、
お礼を兼ねて誘いをかける。
そこで知ったのは互いの根底にある初恋への後悔と未練。
初恋の人に似ていると感じながらも
「代わりになれないなら帰ってくれ」と
ユキは煮え切らない男に
見切りをつけようとするが――…
初恋か新しい恋か
でも、もしそれが同じものだとしたら――?
思春期の恋が今、もう一度動き出す
ちょっぴりセンチメンタルな
大人のロマンティックうぶ恋BL
出版社:英和出版社
定価:770円(税込)